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家庭科教員


埼玉県 山村国際高等学校
教諭
百合野 晴香さん ファッションビジネス・マネジメントコース 2017年卒業
東京都/瑞穂農芸高等学校出身

どんなお仕事ですか?

ライフデザインコースを設置している私立高校で、家庭科の教科主任として和裁・洋裁などを教えています。将来的に食物や保育、服飾などの道に進みたいと考える生徒が多いため、授業への参加意欲は旺盛なのですが、実技経験はほとんどないため、授業開始当初は縫い目もガタガタ。そこから、難易度の高い立体的な服を仕上げるまでに成長していく姿を間近で見られるのが、教員の醍醐味です。昨年は、担任を受け持った生徒を初めて卒業生として送り出しました。卒業式でもらった生徒からの手紙は、いつも手帳に挟んで持ち歩いています。私の毎日を支えているのは、そういった“ 人との縁”。私も、夢へ一歩を踏み出す生徒たちの背中を押し、応援していきたいと思っています。

SUGINO時代について

高校で服飾を専攻しており、服づくりの経験は十分にあったので、SUGINOではファッションビジネスを学んでみようと進学しました。特に刺激的だったのは、アパレルブランドとコラボレーションして商品企画に取り組んだ「産学連携」プロジェクトです。グループで市場調査やコンセプト設定を行い、制作段階では役割を分担。私はパターンと縫製を担当しましたが、デザインを担当したクラスメイトの意図通りに仕上げたつもりでも、なかなかOK が出ません。自分一人で行う作品づくりとは違う意識共有の難しさと、チームで一つのゴールを目指す素晴らしさを同時に味わいました。この時の経験は、服飾業界を目指す生徒たちに進路のアドバイスをする際にも役立っています。
※内容は取材時のものです。