スタイリスト

スタイリスト圓子槙生さんファッション文化論コース
2011年卒業
神奈川県／向上高等学校出身

どんなお仕事ですか？

スタイリストとして、雑誌・広告・CMなどの媒体で仕事をしています。時には担当している女優さんに同行し、映画のプロモーションで全国を回ることも。仕事によってやり方は千差万別です。例えば雑誌の企画なら、まず打ち合わせをし、プレスルームで洋服や小物をリース。それから編集部のスタジオに実物を平置きしてスタイリングを組み、編集長とコーデチェック。4〜5日後に撮影をしたら、洋服にアイロンがけをして整え、元通りにタグを付け直して返却します。地味な作業が多いですが、一緒に仕事をするスタッフやモデルに感謝されたり、読者から良い反応があったりすると長時間撮影の疲れも吹き飛びますね。ニューヨークでロケ撮影をしていた際、通りすがりの女性に「このスタイル、あなたが考えたの？とってもクールね！」と声をかけられた時は気持ちが上がりました。

SUGINO時代について

スタイリストのアシスタントを始めたのは4 年次の夏休み。「大学最後の夏だし」と軽い気持ちでしたが、現場で経験するすべてが新鮮で、そのままそこに就職することを決めました。25歳の時に忙しすぎて体調を崩し、退職。以前、CMの現場でご一緒したプロデューサーに退職のご挨拶をしたところ「圓子さんに合いそうな仕事があるから」とMV撮影のオファーをくださり、そこからすべてが軌道に乗り始めました。10年以上スタイリストを続けて思うのが「ファッションを系統的に学んでおいて良かった」ということ。打ち合わせで「○○年代の△△みたいな感じ」と言われてイメージがパッと浮かばなければ、そこから話がかみ合わなくなってしまいます。「ファッションも、時代背景も、アートも、全部つながっている」と教えてくださったSUGINO 時代の恩師には本当に感謝しています。

※内容は取材時のものです。

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SUGINO時代について

STYLIST MAKI MARUKO