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学部・大学院

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教職課程


家庭科教員

服飾学科で養成しています。人間教育にも及ぶ教育姿勢で、教員採用試験合格者を輩出。教員養成に自信を持っています
取得可能免許
服飾学科 中学校教諭一種免許状(家庭)
高等学校教諭一種免許状(家庭)

教職課程には、家庭科教員養成のための充実したカリキュラムが用意されています。1・2年次は理論的観点に立った授業が中心となり、3年次には学生たちが教員役や生徒役になって実施する「模擬授業」など、実践的な学修を導入。4年次には中学校・高等学校で実施される「実地教育実習」に向けての指導が計画的に行われ、実習終了後は「教育実習報告会」が開催されます。また採用試験対策が万全に行われるとともに、「教育」の本質の理解を目指しながら、教員教育のみならず人間教育にまで及ぶ指導を実施しています。結果、近年の厳しい採用試験状況の中でも東京都の採用試験合格者を輩出しているほか、非常勤講師としても多くの卒業生が採用されています。

杉野服飾大学での教員養成に関わる教職課程(家庭科)は、服飾学部服飾学科のみが文部科学省から認定され開設されています。服飾表現学科、服飾文化学科では教員養成を行っていないため、教員免許状(家庭科)取得を目指す方は服飾学科への入学が必須です。ただし、服飾表現学科、服飾文化学科に在籍する学生も科目等履修生もしくは単位互換科目生として、服飾学科内で開講の教職課程科目を受講することは可能です。服飾表現学科、服飾文化学科の学生で教職課程の履修を希望する場合は、教務課教職担当係、教職担当教員と相談をして履修手続きをしてください。

student's VOICE

何度も模擬授業を繰り返したことが教育実習での自信になった

服飾学科
テキスタイルデザインコース4年生
東京都/東洋高等学校出身


    教職課程を履修した理由は「将来の選択肢は広い方が良い」という親の勧めがあったから。授業を受けるうち「学校の先生になりたい」と本気で思うようになり、2年次に教員志望へ進路を変更しました。初めての模擬授業は不安でいっぱいでしたが、丁寧なアドバイスを受けながら回数を重ねるうちに自信がつき、教育実習では堂々と授業を行うことができました。手厚い指導と豊富な図書館資料のおかげで、東京都の採用試験に合格。春からは家庭科教員として教壇に立ちます。SUGINOでの学びの中でふくらませた“良い教師” 像を体現できるように頑張ります。



主な科目と授業概要

※一部抜粋

教職に関する科目

教育原理 教育とは何かについてディスカッションを通して議論していきます。
教育心理学 教員として生徒との関わり方を体験的に学びます。
教育制度論 教育制度のしくみと構造、歴史、制度に関わる法規などを総括的に学びます。
教育課程論 学校教育の制度・行政・課程について、「学習指導要領」に視点を当てながら考察していきます。
教育方法論 マイクロティーチングを通して、教育の方法や技術を理論的かつ実践的に分析・考察します。
家庭科教育法 シラバスや学習指導案を作成しながら家庭科教員としての資質・能力を高めます。
教育法規 教員採用試験に向けて教育関連の法規への理解度を高めます。
教師論 教育現場で問題視されている昨今の現状から、教職とは何かを学びます。

教科に関する科目

家庭経営学 より良い生活設計を立てるための家計や家事労働、家庭内での人間関係などを学びます。
食物学 食品の機能性や栄養成分、保存方法、衛生管理などを幅広く学びます。
保育学
(実習および家庭看護を含む)
発育・発達や基本的な生活習慣の観点から、子どもの心身における基礎知識を学びます。
住居学
(製図を含む)
住宅の理想のあり方をライフステージに応じて学んでいきます。実際に手を動かして図面も作成します。
家庭電気・機械 中学校の技術・家庭科における電気や機械の分野について、内容や指導方法を学んでいきます。
家庭情報処理 中学校や高等学校で、情報教育の内容を指導できる基礎知識と技術を修得します。

授業計画(シラバス)

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教職課程情報公開

Ⅰ. 教員養成の目標や計画について

【本学が養成したい教員像】
①教員養成の目標
本学は、教員養成を主とする「(教員養成)目的大学」ではなく、教職課程を認可された「一般大学」ですが、本学の教員養成の姿勢は「目的大学」に期待される養成と同じく、責任・監督官庁である文部科学省や社会の要請・期待に応えるべく、優れた教員の育成を目指しています。
よって、平易な言い方ですが、1年生の教職課程履修希望者の履修動機は、資格だけほしいとか他者の勧めで履修したとか様々でしょうが、本学の教職課程は、教員職に就くか就かないかは本人の問題ですが、「教員」になることを前提とした教育を行っています。
②目標を達成するための計画
「教科に関わる科目」を通して、中等教育における「家庭科教育」の重要性と知識を伝え、「教職に関わる科目」を通して、「教員として求められる資質の養成と向上」を4年間を通して行っています。詳しくは教職オリエンテーションで説明しますが、簡潔に言えば、1・2年生では、主に「理論」を3・4年生で「実践(アクティブ)」を意識した教育計画を立てております。
履修者の立場で、目的とする教員像を示すなら、家庭科教員としては「家族と家庭の役割、生活に必要な衣、食、住、情報、産業その他の事項」について専門的な知識と技能を身につけます。また「教員として求められる知識」を習得し、「コミュニケーションスキル」、「情報リテラシー」、「論理的思考力」、「問題解決力」他などの汎用的技能を身につけている教員を目指します。さらに教員の態度として求められる、自ら律して行動できる「自己管理力」、他者と協調して行動できる「チームワーク力」、「リーダーシップ性」、自己の良心と社会の規範やルールに従って行動できる「倫理観」、社会の一員としての「社会的責任感」、生涯を通しての「学習力」などを全学的な学習環境、教職課程の教科、特に教職課程での諸活動を通して身につけます。
免許取得後については、必ずしも学校教育に携わることがすべてではありません。自己評価、他者評価を通して、学校教育の教員としての適正があるかを確かめ、社会人、民間企業でも教職課程の学習を活かせればよいとも考えています。また善き学校理解者として学校教育外から「教育」を支援できることも教職課程での成果と考えています。
教職課程の履修にあたり、上記を理解し、前向きの姿勢で履修し専門教育と両立させてください。

Ⅱ. 組織等について

【本学の教員養成の理念を実現するための教職課程指導体制】
①組織及び教員の数
本学では、「杉野服飾大学教職委員会規程」のもと全学的な指導体制を構築する為に、委員会構成メンバーは、「学部長」「教育職員免許法が規定する「教職に関する科目」担当者の専任教員のうちから学長が指名した者若干名」「教育職員免許法が規定する「教科に関する科目」担当者の専任教員のうちから学長が指名した者若干名」「教務部長」「その他学長が必要と認めた者」から構成されています。年度内に委員会を4回開催し、教職課程の運営上の問題に関する事項、教職課程で実施する諸活動に関する事項、教育実習・介護等体験の許可等に関する事項、その他教職課程に関する事項について審議・報告・情報交換を行います。特に教育実習校訪問指導は、全実習校を対象に実施しているので全学的な協力を要請しています。今後皆さんが履修を進めて行く上で、委員会で半期ごとに履修状況を確認して指導をしていきます。詳しくは後述(「教職課程履修に関わる注意事項」)しますので、あらかじめ内容を理解しておいてください。

<教科に関する科目>
家庭経営学(家族関係学及び家庭経済学を含む)非常勤講師1名
⇒家庭経営学

被服学(被服製作実習を含む)専任教員3名 非常勤講師2名
⇒服飾造形基礎 衣服材料学 アパレル素材論 和裁実習 服飾手芸 衣服管理

食物学(栄養学・食品学及び調理実習を含む)専任教員1名
⇒食物学(実践栄養学) 食物学(食品学) 食物学(調理実習)

住居学 非常勤講師1名
⇒住居学(製図を含む)

保育学 非常勤講師1名
⇒保育学(実習及び家庭看護を含む)

家庭電気・機械 及び情報処理 非常勤講師1名
⇒家庭電気・機械 家庭情報処理
<各教科の指導法>
⇒教科教育法基礎(家庭) 教科教育法(家庭) 家庭科教育法(基礎) 家庭科教育法
専任教員2名 非常勤講師1名
<教職に関する科目>
教育原理(非常勤講師)教師論(非常勤講師)教育制度論(専任教員)教育法規(専任教員)教育心理学(専任教員)教育課程論(専任教員)道徳の指導法(非常勤講師)特別活動の指導法(非常勤講師)教育方法論(専任教員) 生徒指導論(進路指導を含む)(非常勤講師)教育相談(カウンセリングを含む)(専任教員)総合的な学習の時間の指導法(非常勤講師)

②教員が有する学位及び業績並びに担当する授業科目
専任教員(業績については、本ホームページ教員紹介ページに掲載)
教員 職種 学位及び担当する授業科目
白井 勝美 教授 慶應義塾大学大学院 修士(教育学)教育制度論 教育課程論他(博士課程修了)
水野 真由美 教授 杉野女子大学 家政学士 服飾造形基礎
宮澤 光与 教授 杉野女子大学 家政学士 服飾造形基礎
田口 雅子 講師 杉野女子大学 家政学士 アパレル素材論
手島 陽介 講師 東京福祉大学大学院 修士(心理学)(後期博士課程修了)
島 奈緒子 助教 女子栄養大学 学士(栄養学)

Ⅲ. 養成に係る授業科目等について(各教員のシラバス)

①授業科目
②授業科目ごとの授業の方法及び内容並びに授業計画
⇒各教員のシラバスについては、本ホームページ上記【主な科目と授業概要】に掲載されております。

Ⅳ. 卒業者について

①教員免許状の取得の状況
令和4年度/17名(男子4名)、令和3年度/6名(男子1名)、令和2年度/17名(男子0名)、令和元年度/13名(男子1名)、平成30年度/17名(男子3名)、平成29年度/26名(男子6名)、平成28年度/13名(男子1名)、平成27年度/11名(男子0名)
②教員への就職の状況
・令和4年度/17名(男子4名)免許状取得者
東京都公立学校専任教員合格1名、埼玉県公立学校専任教員合格1名、静岡県私立高等学校専任教員1名、東京都公立学校常勤講師1名(男子)、東京都私立学校非常勤講師1名(男子)
過年度生⇒東京都公立学校専任教員合格1名、埼玉県公立学校専任教員合格1名、東京都公立学校常勤講師2名

・令和3年度/6名(男子1名)免許状取得者
本学技術助手1名、本学非常勤技術助手1名

・令和2年度/17名(男子0名)免許状取得者
埼玉県中学校常勤講師2名(女性)、本学助手1名(女性)、東京都採用試験合格(過年度生 女性)、神奈川県採用試験合格(過年度生 高等学校 男性)、埼玉県採用試験合格(過年度生 中学校 女性)

・令和元年度/13名(男子1名)免許状取得者
沖縄県立高等学校非常勤講師 1名、神奈川県立高等学校非常勤講師 1名 

・平成30年度/17名(男子3名)免許状取得者
東京都高等学校常勤講師 1名、神奈川県高等学校常勤講師 3名、神奈川県中学校常勤講師 2名、山形県中学校常勤講師 1名、東京都高等学校専任教員 2名(過年度生)

・平成29年度/26名(男子6名)免許取得者
東京都高等学校非常勤講師(産休代替) 2名、東京都中学校非常勤講師 1名、東京都小学校非常勤サポート教員 1名、埼玉県中学校非常勤教員 1名、千葉県中学校専任 1名(過年度生)、東京都中学校専任 1名(過年度生)、東京都高等学校専任 1名(過年度生)、本学助手 1名(過年度生)

・平成28年度/13名(男子1名)免許取得者
埼玉県私立常勤講師 1名、東京都中学校非常勤講師 1名、本学助手 1名

・平成27年度/11名(男子0名)免許取得者
神奈川県高等学校非常勤講師 1名、東京都高等学校非常勤講師 1名、東京都中学校非常勤講師 1名、東京都私立通信高等学校専任 1名、東京都高等学校非常勤講師 1名(過年度生)、神奈川県特別支援学校専任 1名(過年度生)

・平成26年度/18名(9月卒男子1名)

・平成25年度/15名(男子3名)
東京都私立高等学校常勤講師 2名、東京都中学校非常勤講師 1名、本学助手 1名、他短大助手 1名、埼玉県高等学校非常勤講師 1名(過年度生)、東京都私立高等学校非常勤講師 1名

Ⅴ. 教員の養成に係る教員の質の向上に係る取り組みについて

1年生
  1. 後期の履修開始前に実施する前期末の「教職課程説明会」と後期始めの「教職課程履修説明会」に必ず出席すること。
  2. 後期開講科目の「教師論」「教育心理学」「教育制度論」のいずれか1科目が不合格になると、原則として2年次以降の教職課程は履修できない。1年次の3科目の合格をもって2年次の科目を履修できる。よって1年次科目の再履修の場合は卒業時に免許状取得が不可能となる。
2年生
  1. 下記の「教育実習許可要件」に従って教職委員会で審議し、4年次の中学校・高等学校での「教育実習」の依頼活動を許可する。この時点で不許可の者は、4年生開講の「教育実習」は履修できない。
3年生
  1. 「教壇模擬演習」を実施する。本学の特色あるアクティブラーニングである。後期の「教科教育法(家庭)」内で実施する模擬授業である。約1週間の日程で実施する。
  2. 下記の「教育実習許可要件」に従って教職委員会で審議し、4年次の教育実習を許可する。この時点で不許可の者は4年生開講の「教育実習」は履修できない。
4年生
  1. 教員免許状取得に必要な全ての修得単位、「介護等体験」「教育実習」の実施を確認の上、本学から東京都教育委員会に免許状申請する。免許状は本学卒業式に授与する。
★ 教育職員免許状を取得するためには、必修・専門科目などの履修に加えて、卒業時までに教職に関する(教科・教職)科目を62単位以上修得することが必要です。心身共に余裕を持ち、全学年を通じて明確な意志を継続し、全ての授業に臨むこと。
以上 令和2年5月現在