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創作表現コース


「衣」は、鍛えられた美しい造形である。
本大学院では、「衣(い)」の造形研究を行います。ここで行うのは、表面的な形象のコピー&ペーストではなく、オリジナルの造形研究(デザイン、創作、表現)です。

そこで「衣(い)」というキーワードを探る4つの切り口を挙げてみました。肉体や、骨格、皮膚など支持体としてある「身」。衣を実在させるテキスタイルやその他のマテリアルに重点を置いた「材」。着ることやスタイル、コンポジションに意識を置いた「着」。そして、社会における性別や役割、“らしさ”、きれい、かわいい…などさまざまな意味からなる「意」。それらの切り口を足掛かりにしながら、コンセプトを基盤とし、デザイン(企てる)、造形(つくる)、表現(伝える)を発想から構想に始まり、プロセス(過程)を丁寧に組み上げ、実践において、深く、徹底した研究を行います。

この大学院造形研究科では、「衣(い)」の創作において、時代の流れに流されるのではなく、自分の眼、意志で世の中をしっかりと見据えながら進んでいく作家(クリエーター)を輩出していきたいと考えています。



修了制作について

修了制作

修了制作作品内容
1人につき、「作品A」と「作品B」の2作品を制作する
(作品点数は3~10点 自分の世界観を現すために必要十分な点数を考慮すること)
作品A、Bの内容は以下の通り。

作品A:
    「美術造形作品」
⇒現代美術における純粋形式によるもの。
作品Bとの関連性において、個人の発想、世界観を可能な限りのあらゆる表現方法から選び、造形・表現を行う。
(ex.絵画、写真、映像、彫刻、ファイバーアート、レディメイドを含めたインスタレーション、その他)

作品B:
    「服飾造形作品」
⇒身体に装着可能な「衣服形態」のもの。
作品Aとの関連性において、形態、素材、色彩、そして記号性を含めた設計をし、造形・表現を行う。
(ex.衣服形態の日常における機能性、役割は問わない)

作品A、Bの比率、比重はそれぞれの表現内容によって自由に選ぶこと。

修了制作評価・採点方法

各展覧会場に赴き、作品展示を鑑賞、作者のプレゼンテーションを受け、質疑応答の後講評、そして評価・採点行う。
評価のポイントは以下の通り。
  1. 作品のコンセプトは明快か
  2. 作品の表現はそのコンセプトのもとに的確に行われているか
  3. 作品の展示空間はその作品の表現が的確に伝わるものとなっているか

修了制作評価基準

 優  →(100点~90点)特に優れている
 良  →(89点~80点)優れている
 可  →(79点~60点)妥当と認められる
 不可 →(59点以下)認められない

外部審査員:
  1. プレゼンテーション評価 /100点
  2. 作品評価 /100点
  3. 展示評価 /100点
以上の平均点

内部審査員(担当指導者):
  1. プレゼンテーション評価 /100点
  2. 作品評価 /100点
  3. ポートフォリオ /100点
  4. 小作品集 /100点
  5. 展示評価 /100点
以上の平均点

内部審査員(担当指導者以外):
  1. 作品評価 /100点
  2. 展示評価 /100点
以上の平均点

質の評価基準

  1. 本科修了後の進路に対する意識
  2. 1. の進路を踏まえたプロフェッショナリティーの質
    1)創作プロセスの質
    2)創作・表現意識の明瞭性
    3)創作・表現の技術・方法の適確性
    4)鑑賞者の作品感受についての想定力

修了制作評価基準配分

  1. 作品評価
    全研究指導者による完成後の評価→ 70%
    担当指導者による制作に対する評価→ 30%
  2. 発表
    全研究指導者による評価→ 30%
    外部審査員による評価(作品評価も含む)→ 70%
以上 1. と 2. の合計によって行う。


授業計画(シラバス)

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