基礎プログラム
成長を確かめながら、服飾造形の基礎を学ぶ
服飾の基本的な知識・技術を学び、ファッションにおける感性・発想力・創造力を磨き、視野を広げて衣服を理解することをめざします。服を作る技術・配色・素材・ファッションの歴史など、さまざまな角度から服飾の基礎をトータルに身につけることができます。
3つのアプローチで修得した技術を確かな将来に結びつける
point 1
服飾造形の基礎を学ぶ
『服をつくること』を大切にしているSUGINOのカリキュラムはしっかりとした基礎力の修得を主眼としています。専門科目では実習科目、演習科目、講義科目をバランス良く配置。実際の服づくりを体験しながら、服飾造形に欠かせない理論、デザイン、素材、技術が自然に身につくようにプログラムを設定しています。
カリキュラム例
ドレス造形(製図)
「こう製図を引くとこの形になるのか」と、授業を通して毎時間、服の成り立ちを理解することができます。覚えることが多くて大変ですが、出来上がったときはものすごく達成感を得られます!
「こう製図を引くとこの形になるのか」と、授業を通して毎時間、服の成り立ちを理解することができます。覚えることが多くて大変ですが、出来上がったときはものすごく達成感を得られます!
ドレス造形(実習)
一つ一つの課題を終えるたびに技術と知識が身についていくのが実感できます。入学して一番自分がスキルアップしたと思える授業です。先生とのコミュニケーションも多く楽しい授業です。
一つ一つの課題を終えるたびに技術と知識が身についていくのが実感できます。入学して一番自分がスキルアップしたと思える授業です。先生とのコミュニケーションも多く楽しい授業です。
point 2
社会人に必要なスキルの育成
企業の採用条件が厳しくなっている昨今、学生はしっかりとした職業意識を持ったうえで就職活動をスタートさせることが不可欠です。そのため入学後の早い段階から就職に照準をあわせた取り組みを開始しています。
就職対策のための科目例
ソーシャルスキル
敬語の使い方や名刺交換の仕方を学びました。苦手だった電話応対も、何度もロールプレイングを繰り返すことで話し方が分かるようになり、自信がつきました。
敬語の使い方や名刺交換の仕方を学びました。苦手だった電話応対も、何度もロールプレイングを繰り返すことで話し方が分かるようになり、自信がつきました。
point 3
就職に有利な検定試験をサポート
ファッションアドバイザー、デザイナー、パタンナー、縫製技術者など、服飾業界で活躍する素地を養うための幅広い教養教育とともに、ファッション関係の能力検定試験に向けた対策も行っています。
検定対策のための科目例
ファッション販売演習
演習室で実践的にロールプレイングをして先生からアドバイスをもらいます。販売員は、単にものを売るだけが仕事ではないという理解が深まりました。
演習室で実践的にロールプレイングをして先生からアドバイスをもらいます。販売員は、単にものを売るだけが仕事ではないという理解が深まりました。
ドレス造形(製図)Ⅰ・Ⅱ
着装時の美しさはもちろん、動きやすさ、着心地なども考慮しながら、服をつくるために必要な基礎となる製図を学んでいきます。人体と服の関わりを理解しながら、目的に応じた製図が的確に描けるよう基本知識を修得し、ドレス造形への応用力を身につけていきます。
ドレス造形(実習)Ⅰ・Ⅱ
時代のファッションを捉え、個性あふれる作品を思いのままに表現するために必要な知識・技術を学びます。初歩の技法をきちんと修得したうえで、完成度の高い服飾造形を目指します。前期はスカート制作、後期はワンピースドレス制作を通して、縫製や補正方法を修得していきます。
ファッション画Ⅰ・Ⅱ
ファッション画は絵画とは違う目的で描かれます。そのための知識と技術の修得を目指します。ファッション業界に就くうえで必要な色彩感覚、感性を高め、独創的なデザインが表現できるように指導します。
ファッション論
“ファッション”は歴史や文化、社会、経済などさまざまな分野と関係があります。多くの事例を取り上げながら、その形成過程を探り、知識を深め“ファッション”を自分の言葉で表現できるようになることを目標とします。
配色論
色についての知識を持つことはあらゆる仕事をするうえでも有益です。色のルールや用語、働き、性質、色による効果を論理的に説明できるよう学び、感性豊かな色彩感覚が身につくよう、主に「配色」を中心とした実習を行います。
ドレーピング&パターンメーキングⅠ
工業用ボディを使用して布の動きを目で読み取り、確かめながら形をつくり出すドレーピングで、服づくりの土台となる基本原型を作製します。原型の考え方、体形の把握、人体の構造と、衣服の機能性を理解し、物を見る目を養いながらドレーピングの基本テクニックを修得します。
衣服素材
衣服に用いられる代表的な素材(布地)を系統的に学びます。素材の特徴や性質、名称などを、実際の布地(織物、編物)を使って理解しながら、服づくりやデザイン、販売といった仕事に活かせる基礎知識を身につけます。
ソーシャルスキル
美しい姿勢や話し方、言葉づかいなどを学び、就職活動や社会生活に欠かせないコミュニケーション能力やプレゼンテーション能力を養います。
ファッション販売論
ファッションビジネスにおける販売の役割や重要性を知り、販売知識の基礎とテクニックを学びます。実習や市場調査を通してファッション販売業務の楽しさを実感しながら、ファッションアドバイザーなど販売のプロに必要な基本スキルの修得を目指します。
ファッション販売演習Ⅰ
ファッションビジネスにおける接客販売の役割や重要性を学びます。接客の基本となる挨拶やアプローチのタイミング、商品説明の方法などのテクニックを学びます。実際に商品を取り扱いながら販売模擬演習(ロールプレイング)も行います。
基礎造形(平面構成)
服飾造形の基礎として、幾何学形態や自然界の形、記号などを用いて平面における構成力を養います。また服飾デザインや造形活動に活かす構成テクニックを学びます。
画像設計演習
服飾造形における作品のデザイン・設計段階をコンピュータグラフィックス(CG)で制作していく方法を学びます。CGの基本操作を修得し、画像表現技法の基本を学び、イメージを表現できる力を育成します。
ドレーピング&パターンメーキングⅡ
基本原型からバリエーションをつくるために必要なパターンの展開方法を学びます。平面のパターンを立体的に見てどう処理・作製するのか、物の見方を養います。
ドローイング
「かたち(形態)」と「構造」の知識を身につけることで、見たこと、思いついたこと、感じたことなど、イメージをダイレクトに絵で表現するための「描画の訓練」を体験します。
現代デザイン論
機能や役割、概念を含む「デザインとは何か」を追究。造形(デザイン)を志すにあたり、知っておきたい基礎知識を学び、豊かで美しいデザインの世界を理解します。
アパレルデザイン論
アパレル製品はどのようにデザインされるかなど、基礎的な事柄を学びます。販売、仕入れ、商品企画、デザインなど実務知識を学び、日本フォーマル協会の「フォーマルウェアブロンズライセンス」取得に向けた講義もあります。
衣服管理
衣服の購入、着用、整理、保管、廃棄までの全過程を学修。日常の手入れや洗濯、しみぬきなどの方法としくみを学び、素材の化学的性質を理解していきます。
基礎造形(立体構成)
ファッション造形に対応する基礎的な立体造形演習です。さまざまな素材で立体造形を行い素材とフォルムの関係を探り、立体の構成力や形態感覚を養います。
開講科目 ー 教養科目 ー
必修 | 学習基礎 | 社会人基礎Ⅰ・Ⅱ | ※英語Ⅰ・Ⅱ | ※基礎英会話Ⅰ・Ⅱ |
[※どちらかを選択] | ||||
選択 | 心理学 | 文学 | 文章表現 | 日本美術史 |
西洋美術史 | 憲法 | 社会福祉学 | ||
化学 | 体育 A・B | 日本文化・日本事情 (外国人留学生対象) |
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中国語Ⅰ・Ⅱ (総合・会話) |
フランス語Ⅰ・Ⅱ (総合・会話) |
日本語Ⅰ・Ⅱ (外国人留学生対象) |
ゼミナール
- CGクリエイター検定対策ゼミ(1・2年次開講)
- 社会貢献プレゼミ
授業計画(シラバス)
長期履修制度
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通常の2年間の修業年限を超えて、長期的に履修計画を立てた上で履修を行い、短期大学士の学位を取得する制度です。