教育のポリシー
本学園の創設者杉野芳子は、日本の近現代の過渡期にあって、単身渡ったアメリカで自分自身の生活体験の中から西洋衣裳の制作技術と服飾文化を身につけて、帰国後日本における服飾教育を開始しました。その目指すところは日本における洋装の普及定着と服飾技術の習得による女性の自立でした。彼女は洋装を日本人に適合させるための洋装技術としてドレメ式原型を考案し、日比谷公会堂で日本初のファッションショーを開催するなど、日本における服飾教育の確立とモードの創出に取り組みました。彼女はファッションを20世紀の新しい芸術の一分野として捉え、パリのエレガンスを日本に紹介しました。彼女の取り組みの全てがパイオニア精神で満たされています。
このような創設者の建学の精神を承け継いだ杉野服飾大学短期大学部の教育の基本理念は、挑戦(チャレンジ)の精神、創造する力、自立(自己実現)する能力の育成です。この建学の精神に基づき、社会人基礎力をもち、服飾造形の学びによる確かな知識と技術を身に付けて、社会に貢献できる人材を育成することを教育の目的としています。2年間の教育でアパレル産業やファッション業界のさまざまな職業において自分の能力を発揮し、職業人として活躍できる人材を育成することが杉野服飾大学短期大学部の使命です。この使命を達成するために、本学では、次のようなディプロマポリシー、カリキュラムポリシー、アセスメントポリシー、アドミッションポリシーを教育方針としています。
このような創設者の建学の精神を承け継いだ杉野服飾大学短期大学部の教育の基本理念は、挑戦(チャレンジ)の精神、創造する力、自立(自己実現)する能力の育成です。この建学の精神に基づき、社会人基礎力をもち、服飾造形の学びによる確かな知識と技術を身に付けて、社会に貢献できる人材を育成することを教育の目的としています。2年間の教育でアパレル産業やファッション業界のさまざまな職業において自分の能力を発揮し、職業人として活躍できる人材を育成することが杉野服飾大学短期大学部の使命です。この使命を達成するために、本学では、次のようなディプロマポリシー、カリキュラムポリシー、アセスメントポリシー、アドミッションポリシーを教育方針としています。
ディプロマポリシー(学位授与の方針)
所定のカリキュラムを履修し、必要な単位を修得して、以下に掲げる専門知識と技術及び社会人としての基礎能力を身に付けた者に、卒業を認定し、短期大学士の学位を授与する。
ファッション業界で活躍できる専門力を修得している
- 知識(服飾に関する総合的な知識の修得)
- 技術(服飾造形の基本技術の修得)
- 創造力(服飾に関する企画、設計、デザインの能力)
- 集大成として卒業制作発表会での作品発表を行う
地域交流などで培われた社会人基礎力を修得している
- 社会人としてのマナーを身に着けている
- 社会人としてのコミュニケーションの能力を有している
- 主体的に問題を解決する能力を有している
カリキュラムポリシー(教育方針)
建学の精神に基づき、個人を尊重し豊かな人格を養うとともに、社会人基礎力をもち、服飾造形の学びによる確かな知識と技術を身に付けて、社会に貢献できる人材を育成することを目的とする。
この目的を達成するため、次の能力を養うようにカリキュラムを編成する。
専門プログラムでは3つのコア科目と9つのサブ科目、他の選択科目を自由に組み合わせ、自分の目的と目標を達成するための最適なプログラムを選択できるようにする。あわせて地域交流と社会貢献を行う科目を必修とし、社会人基礎力の育成を図る。
この目的を達成するため、次の能力を養うようにカリキュラムを編成する。
- 服を作るための基礎力
- 服のスペシャリストになるための専門力
- 社会で活躍するための社会人基礎力
専門プログラムでは3つのコア科目と9つのサブ科目、他の選択科目を自由に組み合わせ、自分の目的と目標を達成するための最適なプログラムを選択できるようにする。あわせて地域交流と社会貢献を行う科目を必修とし、社会人基礎力の育成を図る。
2年次履修モデル
model 1 | model 2 | model 3 | model 4 | |
目的 | 多種類の服を制作、造形の知識を深める | 非日常的な服を制作、発想力と表現力を身に付ける | アパレル業界仕様で服を制作、即戦力を身に付ける | ファッションアドバイザーとして活躍できるノウハウを身に付ける |
コア科目 | ドレスクリエーション 卒業制作 |
コスチュームクリエーション 卒業制作 |
アパレルクリエーション 卒業制作 |
ドレスクリエーション またはコスチュームクリエーション またはアパレルクリエーション 卒業制作 |
専門必修科目 | ファッション販売演習Ⅱ 社会貢献プログラム 特別アワー |
ファッション販売演習Ⅱ 社会貢献プログラム 特別アワー |
ファッション販売演習Ⅱ 社会貢献プログラム 特別アワー |
ファッション販売演習Ⅱ 社会貢献プログラム 特別アワー |
サブ科目 | ファッション販売演習Ⅱ 社会貢献プログラム 特別アワー |
リクチュール キッズファッション ビスチェ・パニエ アクセサリークラフトB |
アパレルテクニック パンツ(工業用パターンとテクニック) ジャケット(工業用パターンとテクニック) アパレル制作(CAD) |
サブ科目等 専門選択科目群から自分が力を付けたい分野に的を絞った関連科目を履修 |
目標 | デザイナー ソーイングスタッフ ファッションアドバイザー |
衣装デザイナー スタイリスト ファッションアドバイザー |
パタンナー ソーイングスタッフ ファッションアドバイザー |
ファッションアドバイザー |
アセスメントポリシー
アドミッションポリシー、カリキュラムポリシー、ディプロマポリシーの3つのポリシーに基づき、学修成果が確実に獲得されているか査定すべき指標を上げてレベルごとに評価し、教育活動の改善に努める。
本学の教育目標はカリキュラムポリシーの中で「建学の精神に基づき、個人を尊重し豊かな人格を養うとともに、社会人基礎力をもち、服飾造形の学びによる確かな知識と技術を身に付けて、社会に貢献できる人材を育成することを目的とする」と明記されており、目指している人材育成の職種はファッションアドバイザー、ソーイングスタッフ、デザイナー、パタンナー等を掲げている。その獲得すべき能力水準をもって学修成果測定の指針とする。ディプロマポリシーには以下の能力水準を満たすことを条件に学位を授与する方針となっている。
教育課程修了時に達成されることが期待される能力の水準を測定する具体的な指標として、中央職業能力開発協会が平成24年3月に刊行した包括的職業能力評価制度整備委員会(メンテナンス)【アパレル分野】活動報告書の「アパレル分野」職業能力評価基準(改訂版)の5能力ユニット別職業能力評価基準(様式3)中の下記の能力ユニットのレベル1の職務遂行のための能力水準を使用する。
「アパレル販売」の「接客」、「顧客管理」、「売り場作り・VMD」
本学の教育目標はカリキュラムポリシーの中で「建学の精神に基づき、個人を尊重し豊かな人格を養うとともに、社会人基礎力をもち、服飾造形の学びによる確かな知識と技術を身に付けて、社会に貢献できる人材を育成することを目的とする」と明記されており、目指している人材育成の職種はファッションアドバイザー、ソーイングスタッフ、デザイナー、パタンナー等を掲げている。その獲得すべき能力水準をもって学修成果測定の指針とする。ディプロマポリシーには以下の能力水準を満たすことを条件に学位を授与する方針となっている。
教育課程修了時に達成されることが期待される能力の水準を測定する具体的な指標として、中央職業能力開発協会が平成24年3月に刊行した包括的職業能力評価制度整備委員会(メンテナンス)【アパレル分野】活動報告書の「アパレル分野」職業能力評価基準(改訂版)の5能力ユニット別職業能力評価基準(様式3)中の下記の能力ユニットのレベル1の職務遂行のための能力水準を使用する。
「アパレル販売」の「接客」、「顧客管理」、「売り場作り・VMD」
1年次に修得すべき能力水準
服飾に関する総合的な基礎知識の到達目標
- 色彩に関する基礎的知識を修得していること
- 衣服、素材に関する基礎的知識を修得していること
- デザインに関する基礎的知識を修得していること
- ファッション販売に関する基礎的知識を修得していること
服飾造形の基本技術の到達目標
- パターンメーキング、縫製等の基礎的技術を修得していること
服飾に関するデザインの能力の獲得目標
- ファッションデザイン表現のための基礎的知識と技術を修得していること
社会人基礎力
- 社会人としての基礎的マナーを修得していること
- コミュニケーションの必要性を理解し実践できること
- 基本的な問題解決力を有していること
- 基本的なプレゼンテーション力を修得していること
- SPI3を修得していること
- 成績評価(シラバスに記載されている到達目標を成績評価の基準にしたがって評価する)
- 学習ポートフォリオ(manaba等に蓄積された学修履歴を評価する)
- 検定試験の受験率、合格率(学科全体の目標達成測定の指標) 【全員】色彩能力検定3級、ファッション販売能力検定3級
- 授業評価アンケート(学生自身の取り組み項目を分析し評価する)
- 進級率、中退率(学科全体の目標達成測定の指標)
【希望者】フォーマルウエア検定準2級
2年次(卒業年次)に修得すべき能力
服飾に関する総合的な知識の到達目標
- 衣服、素材に関する知識として布帛、ニットの種類、特性、取り扱いが理解できていること
- デザインに関する知識として服飾の文化、歴史、アパレルデザイン等服飾のデザインに関する知識が理解出来ていること
- ファッションビジネスに関する基礎的知識としてファッション産業界やマーチャンダイジング等の仕組みが理解できていること
- ファッション販売に関する知識として接客、商品知識、VMD等の理解があり、実践できること
服飾造形の技術の到達目標
- パターンメーキング、縫製等の技術をもってテキスト等を参考に自分の力で作品を制作できること
服飾に関する企画、設計、デザインの能力獲得目標
- ファッションデザイン表現のための知識と技術をもって自分の発想をファッション画・CGで表現できること
- 自分の感性でオリジナルの作品を構築できること
社会人基礎力の獲得目標
- 社会人としてのマナーを身に付けていること
- コミュニケーション力を身に付け実践できること
- チームで協力し問題解決に向けた行動ができること
- テーマに沿った適切なプレゼンテーションができること
- 成績評価(シラバスに記載されている到達目標を成績評価の基準にしたがって評価する)
- ルーブリック(数値評価がしにくいパフォーマンスに対して評価する)
- 学習ポートフォリオ(manaba等に蓄積された学修履歴を評価する)
- 検定試験の受験率、合格率(学科全体の目標達成測定の指標) 【全員】色彩能力検定3級、ファッション販売能力検定3級
- 外部評価(VMDコンテスト、社会貢献プログラム報告会、卒業制作発表会)
- 授業評価アンケート(学生自身の取り組み項目を分析し評価する)
- 卒業率(学科全体の目標達成測定の指標)
【科目履修者全員】一般社団法人全日本ブライダル協会ジュニアライセンス検定試験
【希望者】フォーマルスペシャリスト検定準2級
アドミッションポリシー
服飾に関する専門の短期大学としての使命を達成するのにふさわしい柔軟な心を持ち、自分自身の可能性を追求する学生を求めています。「ファッションに強い関心と学習意欲をもっている人」、「専門領域を学ぶ基礎学力を持ち、優れた創造性や豊かな個性をもっている人」、「自己の認識や表現ができ、自己実現への意欲が高い人」、「社会的な活動に興味を持ち、国際的にも活躍する意欲のある人」などです。
このような人を多く受け入れるために、AO入試と推薦入試に重点を置いています。
本学では、1年次で服飾造形に関する基礎的な技術を初歩から習得できるように教育課程を編成していますので、入学試験では、高等学校で普通科の生徒であっても、また、服飾造形に関する授業の実習や制作体験がない人であっても、不利となることはまったくありません。
このような人を多く受け入れるために、AO入試と推薦入試に重点を置いています。
本学では、1年次で服飾造形に関する基礎的な技術を初歩から習得できるように教育課程を編成していますので、入学試験では、高等学校で普通科の生徒であっても、また、服飾造形に関する授業の実習や制作体験がない人であっても、不利となることはまったくありません。