自己点検評価
杉野服飾大学と短期大学部では授業を改善し、教育の質を高めるため絶えず自己点検評価を進めています。平成13年には大学と短期大学の点検評価の報告書「21世紀服飾造形の専門大学を目指して」を刊行しました。
平成18年度に2度目の点検評価報告書を刊行することを目標として、平成16年12月に大学と短期大学部でそれぞれ自己点検評価委員会を設置し、教育の理念、目標、教育内容、組織運営などの多方面にわたる点検を行いました。
平成19年3月、大学、短期大学部でそれぞれ「自己点検・評価報告書2006」を刊行し、学内及び学外の関係機関、大学等に公表しました。
その結果どこまで改善策が達成されたかについて平成20年度に再び総合的な点検評価を行い、その結果に基づいて平成21年度に文部科学大臣の認証評価機関である財団法人日本高等教育評価機構(大学対象)と財団法人短期大学基準協会による第三者評価を受けることとしています。杉野服飾大学と短期大学部はともに平成17年度にこの2つの評価機構の組織に加入しています。
報告書の概要は大学、短期大学部ともに次のとおりです。
第I章 建学の精神・基本理念及び使命・目的
第II章 教育研究組織 第III章 教育課程 第IV章 学生
第V章 教員 第VI章 職員 第VII章 管理運営
第VIII章 財務 第IX章 社会連携
自己点検評価の経過と報告書作成の経緯やこれらの位置づけについては、中村委員長の大学の報告書の序文に記されています。序文は次のとおりです。
はじめに本学が前回自己点検報告書を作成してから5年を経過した。この間に学校教育法の改正によって第三者評価が義務付けられるなど状況は大きく変化した。この状況を踏まえて、本学は平成21年度に日本高等教育評価機構による第三者評価を受けることを予定している。これを前提として平成16年12月に自己点検評価委員会を発足させた。平成16年は平成15年に問題化した学園の財務を含めた管理運営の問題の処理と改善策への取り組みの途上の時期であった。中村学長が5月に理事長を兼務し、財務健全化と管理運営の改善への取り組みが本格的に推進された時期であった。このような学内状況の中で、委員会は大学の教育の諸問題を点検評価して、改善を要する課題を明確にし、次回の第三者評価に向けた自己点検の事前点検を行うこととなった。
平成17年に学園は創立80周年を迎える。これを機に建学の理念と教育目標を再確認し、将来に向けて学園の指針を確立することが最優先課題であった。そのため委員会は発足以来ほぼ一年間教育の理念と目標の検討を続けた。平成17年11月22日に目黒雅叙園で杉野学園創立80周年記念式典祝賀会が挙行された。12月から翌年3月まで教育内容の検討が行われた。検討は服飾教育を中心に取り上げて行われた。12月に全体会議を2回開催した後、小委員会による検討が行われた。小委員会は専門コースと基礎課程の服飾担当教員で構成し、必要に応じて各専門コースの主任及び専門コース及び基礎課程の服飾担当教員が出席して行われた。検討内容は報告書の中で記載されているとおりであるが、検討の中で、ドレメ式原型の改定の必要性が提案された。これについては平行して行われていたドレスメーカー学院の教育内容の検討の中でも問題が提起されていた。
この問題については、4月と5月に中村理事長が主催して別途、大学、短大とドレメの関係教員が合同で検討会を開き、改定の必要性と問題点の整理を行った。その結果、5月末に大学3名、短大1名、ドレメ4名の委員が選任され、ドレメ式原型改定検討委員会が発足した。平成20年6月ごろを目途に改定案を作成する予定である。
委員会は4月以降、学生支援、教員組織、社会連携等の諸事項について逐次検討を重ね、12月でひとまず検討を終了した。今回の検討では、検討項目とその要素は日本高等教育評価機構が第三者評価のために作成した項目等に必ずしも即したものとはなっていない。
委員の中から報告書の執筆者が指名され、12月下旬から1月上旬にかけて委員会及び小委員会の検討に基づいて分担作成が行われた。1月12日に原案が提出され、これを各委員に事前に配布したうえで、17日の委員会で検討が行われた。これをもとに修正に関する意見が1月23日までに提出され、各分担作成者に伝えられた。各分担作成者からの最終案が1月30日に提出された。2月1日に開催された委員会で最終的な意見交換が行われて報告書原案が決定した。全体を通しての文案作成は大久保委員と中村委員長に一任された。
自己点検評価委員会委員と報告書の分担作成者は別記(報告書巻末)のとおりである。
委員会で検討された問題点や課題に対する改善策の一部は18年度中に可能なものは直ちに実施された。一部は19年度に実施される予定である。しかし今後さらに時間をかけて検討したうえで実施する必要がある課題も少なくない。次回の点検評価に向けてさらに継続的な取り組みが求められている。
本学では、自己点検評価委員会による点検評価との関連のもとに、FD研究委員会が担当して、「新入生実態調査」、卒業前在学生を対象とした「学生生活アンケート」、「学生による授業評価と教員の授業改善案」、教員相互に対する「公開授業」が実施されており、それぞれ報告書が作成されて学内で公表し、活用されている。これらの活動は自己点検評価の一環と考えるべきものであるが、本報告書では直接取り上げず、「教育研究活動の活性化への取り組み」の項でその概要を記載するにとどめた。
杉野服飾大学自己点検評価委員長
学長 中村賢二郎
個人情報の保護
杉野学園では個人情報の保護に関する体制を整備して、平成 17 年 12 月 15 日に開催された評議員会、理事会で「学校法人杉野学園個人情報に関する基本方針」を決定し、同時に「個人情報の保護に関する規程」と「個人情報保護委員会規程」を制定しました。
学園では、 17 年 4 月以降、中村理事長が主催して事務局の各部署、大学・短期大学部の教員代表、ドレスメーカー学院の教員代表による合同検討会を開き、それぞれの組織で個人情報に関係する業務の洗い出しを行い、意見交換を行いました。この検討会を重ねる中で、それぞれの組織で個人情報の保護のためにとるべき対策が検討され、実施に移されました。 12 月に行われた関係規程の制定は、こうした対策の実行を踏まえて体制を整備するために行われたものです。
これらの規程の制定、施行は、事務部課長会議、大学・短期大学部教授会、ドレスメーカー学院全体会議を通じて全教職員に周知されました。
保護に関する規程第 4 条で主管部署と管理部署が定められ、主管部署長と管理責任者が指定されています。
18 年 1 月に専任教員と専任職員のうちから若干名の者が理事長から指名され、規程上委員となっている各主管部署長とともに 1 月 27 日には第 1 回の会合が開催されました。
「個人情報の保護に関する規程」第 9 条で個人情報に関係する業務の外部への委託については契約書案を委員会に提出することとなっており、現在これが委員会の日常的な仕事となっています。
| 主管部署 | 主管部署長 | 管理部署 |
|---|---|---|
| 事務局 | 事務局長 | 経理部 |
| 教務部 | ||
| 学生課 | ||
| 就職部 | ||
| 総務課 | ||
| 情報システム課 | ||
| 入試広報課 | ||
| 図書館 | ||
| 衣裳博物館 | ||
| 杉野記念館事務室 | ||
| 日野校舎事務室 | ||
| 杉野服飾大学 | 学部長 | 基礎課程 |
| 専門課程 | ||
| 杉野服飾大学短期大学部 | 学科長 | |
| ドレスメーカー学院 | 院長 | |
| ドレスメーカー学院通信教育部 | 院長 | |
| 杉野幼稚園 | 園長 |
セクシャルハラスメントの防止
杉野学園ではセクシャルハラスメントの防止に取り組むため、平成 16 年 11 月に次の諸規程を制定しました。
杉野学園におけるセクシャル・ハラスメントの防止・対策に関する規程
セクシャル・ハラスメントの防止・対策等関連機関の組織及び運営に関する規程
相談員には、組織及び運営に関する規程第 3 条に基いて、大学、短期大学部、ドレスメーカー学院、幼稚園から推薦された教員各 1 名ずつと事務職員 2 名が指名されています。
こうした体制の整備について、教職員に関しては大学・短期大学部の教授会、ドレスメーカー学院全体会議、事務局部課長会議、事務職員研修会(全職員参加)で説明し、周知しています。学生に関しては入学時オリエンテーション、学生便覧で説明、周知を図っています。
学生の皆さんに問題が発生した時は担任の先生または学生部の相談窓口に申し出てください。
危機管理
杉野学園では危機管理に関する取り組みの一環として、大規模地震が発生した場合の対策を検討し、平成18年12月に「防災規程」を制定しました。規程では地震災害対策本部の設置、防災措置、災害対策マニュアルの作成などについて定めています。地震発生時の対策マニュアルも学生向けと教職員向けを作成し、周知しました。
学園ではこれらの規程やマニュアルに従って防災関係設備の点検整備を進めるとともに、防災訓練を実施します。
地震以外の危機管理についても大規模地震発生時の対策本部設置に準じた組織を定めて危機管理に対応することとしています。
公的研究費の管理
杉野服飾大学・杉野服飾大学短期大学部では平成19年2月文部科学大臣決定「研究機関における公的研究費の管理・監査のガイドライン(実施基準)」を踏まえ、公的研究費の適正な管理を図るために「杉野服飾大学・杉野服飾大学短期大学部における競争的資金等に係るモニタリング・監査要項」を定め、不正防止に取り組んでいます。
研究者に対してはガイドラインの趣旨を徹底するとともに、適正な事務処理に留意し、本学の規程等を遵守することを第一として、公的研究費の適正な執行に努めております。
なお、公的研究費の運営・管理の責任体系は以下のとおりです。
- 最高管理責任者 職名 学長
杉野服飾大学・杉野服飾大学短期大学部全体を統括し、公的研究費の運営・管理について最終責任を負う。 - 統括管理責任者 職名 経理部長
最高管理責任者を補佐し、公的研究費の運営・管理について、機関全体を統括する実質的な責任と権限を持つ。 - 部局責任者 特に定めない。





